kenny0808’s diary

小学校教員の日記。作文・読書教育。つくり手になる学びを探究する。

「つくる楽しみ」を学校へ(始め)

 学校の研究や教室における探求的な学習デザイン、オーナーシップをもって学校運営に関わることさえも、教師(僕も含む)自身が経験してない。だからできない。研究の作法を教えぬまま、夏休みの自主課題で自由研究を求め、作文を書く時間も十分に保証しないままに自由作文の課題を出す。結果、学び方を知らない子どもたちは、既にやり方が示されているキッドを買って研究を終わらせたり、あらすじオンリー感想文やしたこと作文をつくったり、なんとかその場をしのいでいく術を学んでいく。研究する喜びも書く喜びも知らぬまま学びから逃走していく。誰が悪いというわけではなく、決められたことを決められた通り進める学び方で教師も、大きくいえば社会が成り立ってしまっていたことに問題があるのである。ではどうすれば、子どもたちが自ら問い立てことを探求したり、自分が書きたいことを書きたいように書く学習者へと成長していくのだろうか。(省略)
 答えや成果物が1つに決まっている「つくられた楽しみ」から「つくる楽しみ」へ。マインドセットの転換とともに自ら問いを立て、自律的に学ぶ学習者の育てるために、公教育でできる学び方を考えていきたい。