kenny0808’s diary

小学校教員の日記。作文・読書教育。つくり手になる学びを探究する。

読み手がいるから書き手が育つ

<保護者からのファンレター>
 作家の時間の文集に対して保護者からファンレターが届きました。クラス全体に対してやある子の作品に対してなど・・・温かいメッセージにエンパワメントされる子どもたちとボク。印象に残っているのは、ファンレターを読んでいるときの子どもたちの表情です。目が輝いています。

「ファンレターが届いています!」
「やったー。早く読んで読んで」
サークルタイムでファンレターを読み聞かせる時間は、ぼくと子どもたちの幸せな時間です。

 さて、ファンレターが届き始めてからのこと。小さな作家さんたちの作品づくりに対する熱意が、これまでとは比べ物にならないくらい高くなっています。例えば、これまで修正を拒みがちだった子たちが、ボクや子どもたちに何度も修正をお願いしてきたり、校正で何度も音読したり、読みやすくなるようにと原稿を書き直したりと、読者を意識して作品作りに向かえるようになってきています。

共有の時間も3学期から変わりました。

「セリフが多いから地の文を増やしたほうがいい」
「場面が急に変わりすぎ。二年間に何があったの?」
「比喩表現がいっぱい使われている」
「この後どうなるの?と思える展開がよかった」
「頭と心の法則を使った方がいい。~の場面の主人公の気持ちが知りたい」
「情景の法則で、主人公から見える景色をえがいた方が、読者は楽しめると思うよ」

 

子どもたちの成長にびっくり。
コメントは本物の作家のようです。

 

3学期もあと少し。
最後のチャレンジは評価です。
作品の自己評価に向けて動き出そう。